写真

そのフォトグラファーはこうも言っていました。
「良い写真を撮るためには、ズームレンズをつけて遠くから撮影してもダメ。使うのはワイド系のレンズで、ボソボソッと話しても通じるような、ちょっと手を伸ばせば触れられるぐらいの距離感でなければいけない。お互いの匂いもわかるぐらいに接近する。」

確かに筆者も、触感と匂いに惹きつけられることが多く、見た目の印象ではそれほどでもないと思っていた相手が、撮影していくうちにどんどんよく見えてきたという経験も少なくはありません。

ちょうど男女が深く知り合うと、見た目よりも中身を重視するようになるのと同じですね。
美しい女性の写真は、撮影者と被写体の間の関係性を映し出すから美しく見えると前述しましたが、つまり、フォトグラファーがその女性の内面性を引き出すことに成功したということを意味しているのでしょう。

1枚の写真から、そこに移っている女性の内面までも読み取ることが出来ます
筆者もある著名なフォトグラファーの作品を見たときに、それを実感しました。
まだ若い頃なのですが、当時は欧米や西欧文化にみんなが強く憧れた時代で、それは理想の女性像についてもそうでした。
当時から現在にかけて、永遠のセックスシンボルといえば、なんといっても「マリリン・モンロー」です。
彼女も素敵な女性でしたが、筆者が見た作品の被写体の女性とはどこをとっても対照的で、その女性も美しかったのです。
もちろん両者に会ったことはありませんが、写真を見ただけでも比較することは出来ました。